価値を売るビジネス

企業コンサルタントをしている人と会って話しました。あんまりそういう人と会ったコトなくて、コンサルって言ってもおぼろげなイメージしかなかったんだけども、今は社会が複雑になりすぎて、様々な事象に対応するために企業もだいぶ気を遣ってるようです。それで思ったんですけど、今の企業って、価値のある情報にはポーンとお金をだすんですね。さすが自由主義経済。価値のあるものは何でも取引出来るんだなぁって思いました。

しかし、そうなると実際に情報の価値がどれくらいかを計算するのが難しい分野って、ビジネスとしてのコンサルタント業が成立しにくそうですね…。例えば教育とか。うーん、私学の学校に対して、こうすれば生徒が来てもうかるよ、とアドバイスをすることはできても、こうすれば生徒の人生が豊かになるよ、とアドバイスしたところで、お金にならないと言われて終了ですよね。
やっぱり、だからこそ教育分野には市場原理とは別の仕組みが必要なのかなぁ。塾や私学に任せればいいじゃないかと言わず、公立学校をしっかり整備することが大事なのかなって、ちょっと考えました。