現場の判断

イラクに派遣された陸自のヒゲの隊長、佐藤さんの発言に対し批判があがっているようです。

「現場の判断」で戦闘に与してもらっちゃ困る - good2nd

言い方を変えれば、自衛隊が批判されるくらいなら、何でもいいから適当な口実を作って戦闘に与したほうがよい、ということでしょう。

ちょっとこれは穿った見方過ぎるのではないでしょうか。佐藤隊長は、間近で友軍(オランダ軍)が攻撃を受け、日本がこれを無視した場合、国際的な基準では自衛隊、ひいては日本が誹りを受けるだろうという認識を持っており、そういう事態を避けるためには、身の危険を冒してでも、「専守防衛」に撤しながら戦闘を行う覚悟がある、という、非常に勇敢でありながら、冷静さを失わない見解であったというふうに僕は解釈しました。
地球上で日本国内ほど安全なところはありません。国外は基本的に無秩序状態です。そんなところに赴く部隊に対して、「専守防衛に撤す」という法律を守ることを最優先にというのは、「おまえら死ね」と言うことと同じ、残酷なことだと思うのですがいかがでしょう?
危険な地域でも隊員が安心して活動でき、かつ部隊の暴走を防げるような、現状にフィットした法律なり枠組みなりが、早くできることを望みます。

※追記
トラックバック元ですけど、あれ?僕の言いたいこととあまり違わない気がしてきました。最後の結論は同じ。隊長の発言をどういう意味で問題視するかがちょっと違うだけ・・・。サッと目を通しただけでこのエントリを書いたので、ちょっと的はずれな文章になってしまっていたかも。うーん、むづかしいですね。