高齢者端末案
珍しく3人の方からコメントを頂けたので、調子に乗って同じネタを。
似たようなこと考えてる人はやっぱり居るようですね。しかも名だたる企業の人が勉強会に加わってますよ。ただ99年にこの会が開かれてて、まだ成果らしきものが世に出ていない、ということは、やっぱりビジネスとしては成立しにくいんでしょうなぁ…。
っていうか、パソコンという枠で考えるのがあかんのではなかろうか
パソコンパソコンしてると、それだけで高齢者は敬遠すると思われるのですよ。スタートメニューをクリックしたら恐ろしい数のメニューが表示されたり、やたらダイアログで長い文章を読まされたり、何かあるとフィッシング詐欺やウイルス感染の心配をしないといけない、そんな面倒な物はお年寄りも抱え込みたくなかろうってなもんです。
むしろこれからの時代、最低限必要そうな物だけを、シンプルに、あとわかりやすくまとめた方がええんちゃうかと。
というわけで、僕の案
- キーボード無し どうしても文字を入れるときは直接入力かスクリーンキーボード(あいうえお順)
- マウスもなくタッチスクリーン。当然右クリックもナシ。
- 上2つを前提に作った専用UIを備えたOS
- ブラウザ(Javascriptくらいは動いて欲しいな)
- HDDなし(メール等はすべてネットストレージに保存)
- Webカメラ、マイク
- Edyか何かの電子マネー端末
・・・ね、99年だったらちょっと無理だったかも知れないけど、今ならでっかいPDAにちょっと毛がはえたくらいでしょ?5年後くらいにはもうケータイでもこんなこと出来ると思うけど、いかんせん老眼がね。なのでちゃぶ台の上に置いて使う感じで。
こんなことを高齢者が使えるようにして欲しい
- 気軽にネットの情報を見られるようにしたり
- Webビデオ通話で医者の診察を受けたり、孫と会話したり
- やろうと思えば、ちょっとした買い物もできたり(決済はEdyで。入れた分のお金しか出ていかないから、ちょっと安心かな?)
- そうそう、ある程度の行政サービスも受けられるようにしたらいいんではないかな。もちろんお年寄りに優しいインターフェースで。この前みたいに年金が心配になったお年寄りが窓口に殺到して、通常業務に支障が出るなんて悲劇がおこらないように。