京都うろつきまわりんぐ

5月の京都はサイクリングにもってこいの季節。
暑すぎず、寒すぎず。5月の風が頬をなで、
まことに気もちがいいのです。
今日もあまりに天気がよかったので、
さっそくうろつきまわることに。


まず、平安神宮の裏側、武道センターの武徳殿へ。
ここは戦前にいわば“武道の東大”が置かれた場所。
今でもGWには、全日本選手権など、全国から指導者レベルの
猛者が集う試合が開かれ、まわりは竹刀やら弓矢やら
武具を装備した方であふれかえるのだ。


webmasterも、武道は弓道を昔かじったことがあるのだが
最近再開してみたくなり、不足している消耗品を
出店で買っとこう、という気になったというわけ。
剣道は競技人口が多いせいか、比較的あちこちに
剣道具屋をみかけるのだが、弓具屋は各県に1〜数件あるくらいで
こういう時に買いだめしておかないと遠くまでわざわざ
買いに出ないといけないのです。マイナー競技の悲しさ(泣


さて、会場の雰囲気、やはり修練を積んだ武道の達人が
多いせいか、にぎやかながらもやはりどこか引き締まった雰囲気を
感じる物でした。武徳殿では剣道の試合が行われてたもよう。
時折、めーん!という絶叫が聞こえ、審判のかけ声が続く。
ああ、いま誰か斬られたのだな…(笑


その後、自転車屋に寄って、前から気になっていたパーツを購入。
自転車って、直接手足で動かす道具だけあって、
少しいいパーツを付けてあげると、スッと手に馴染むような感覚で
とっても乗りやすくなったりするのです。しかも自転車用のパーツは
それほどブランドに拘ったりしなければそんなに高くないし。


今回はハンドルのグリップと、ペダルの足で踏む部分を交換。
パーツ代 \1700、工賃\800、計\2500。安っ!!
なんか別の自転車になったと思うくらい乗りやすくなった。
こんなことならもっと早くに交換しときゃよかった…。


嬉しかったのでその後、賀茂川沿いの道をあがり、
丁度競べ馬神事が行われるという上賀茂神社へと少し遠乗り。
時間があったので、岩倉にあるお気に入りのパン屋、
ル・フレール・ムトウで昼食(サンライズと、あべかわ)を購入。
そう、この店、あべかわとか、和の餅かと思うようなネーミングの
オリジナルパンが人気、しかも、本当に餅みたいにモチモチしてて
結構おいしいのです。


そして、賀茂川沿いの賀茂川公園で、河畔のベンチに陣取り、
新緑の賀茂川沿いの休日の風景を味わいつつ、パンをほおばる。
(ちゃんと木陰をセレクト。DNAを傷つける紫外線は嫌いです・笑)
周りには、ピクニックシートを広げてお弁当を食べてる家族連れや
やはり等間隔っぽく間を空けて2人で川へ向かって座るカップルなど
ほんと平和な風景。癒されます。 しかもかかったお金は
ドリンク代含め昼食\320円、交通費無し。
これだから自転車での京都巡りはやめられない(笑)


競べ馬神事は、やはり伝統行事よろしく、観光客でいっぱい。
でも上賀茂神社は結構京都市街のはずれのほうにあるせいか、
他の神社のイベントほど、人混みでごったがえすほどではなく、
わりと穴場なのです。


デジカメ初心者として、疾走中の馬という難易度の高い
被写体にはじめて挑戦したのでありますが、
隣にいたおじさんカメラマンのデジカメ、
(一眼レフ! 一秒間5連写! 手ぶれ補正付き!)
と、ぼくの初心者向けコンパクトデジカメとは、
やはり歴然とした差がありました。おじさんの撮る写真の
迫力はすごかった。ぼくが撮るとどことなく癒し系の香りが…
いや、これ疾走する馬を撮ってるんですけど。
やっぱりとっておきの1枚のためにはそれなりの投資がいるのですね…



[疾走する馬を撮ったはずが、どことなく癒しな雰囲気のある写真]


デジカメが主流になったせいか、あちこちで、
写真好きの人たちが、今撮ったばかりの写真を画面に表示し、
感想を述べ合う光景がありました。


さて、そんなこんなで、帰ってみてからネット地図、僕の歩いた跡に道はできるversion.X【地図上で距離を測るサンプル】 で今日走った距離を測っていくと、総延長24km。
時間を気にせずゆっくり走ったせいか、それほど疲れも無し。
これなら問題なく奈良まで走れそう。