安倍政権が叩かれる理由は・・・?

昨日紹介したブログに、うむむ…と唸らされるコメントが付けられていたので転載しますね。

衆院での議席数が圧倒的という事情もありますが、安倍政権がこれまで成し遂げてきた教育三法の改正、公務員制度改革社保庁の解体というのは現職の官僚に言わせると、難易度はいずれも郵政民営化と同等ないしそれを超える難度のもので、閣僚のスキャンダルで失点が続いたというだけで、実績面での安倍内閣というものは凄まじいものがあります。特に、教育三法の改正は戦後60年かかって全くできなかったことをあっさり成し遂げてしまった訳で、安倍内閣の実務能力は、世間での評価とは裏腹に非常に高いものがあります。

確かにそうなんですよね。他にも、防衛庁の省への昇格なんかもそうでしょうか。これなんかほんと、ずーっと前から言われていたけど無理だったことが、あっさりって感じですよね。しかも看板だけ変えたのだけではなくて、例えば陸自では今まではずっと表向きは旧ソ連を迎え撃つ用だった部隊編成を、時代に即した物に組み替え、テロ発生に対応できる中央即応部隊を新設したり、けっこうちゃんと中身も改革をやってるのですよ。あんまり印象に残るような報道されませんけど。・・・で続きです。

ただ恐ろしいことに、安倍内閣参院選を乗り越えると、道州制、省庁再々編に取り組む予定でいて、これは、憲法改正と並んで「この国のかたち」を抜本的に変えることになります。「絶対にやらせない」「断固阻止する」と一部の政治家・官僚の間で「聖戦」とさえ言われ、今国会中には絶対不可能と言われていた公務員制度改革を成し遂げた安倍政権の実務能力・国会での勢力分布を踏まえると、安倍政権を潰さない限り、道州制の導入・省庁再々編もあながち夢物語とは言えない訳で、この辺に手を付けられることに反対な人達からすると、安倍政権というのは絶対に潰さないといけない政権でもあるという見方を件の現職官僚はしていました。

あ!そういえば、昔は夢物語だって言われていた道州制やらの話が、ともすれば現実に議題に上がって来かねない情勢になっていたんですね。そりゃ小さな改革じゃなくて、根本的な部分ですから、影響を受ける面々は戦々恐々ですよね。
う〜む、ということは、スキャンダルの発生源は獅子身中の虫か、霞ヶ関のあたりかな?な〜んて説を唱えてみたり。そっか・・・仙人界に籠って修行に励んでいる間に、もうそんなコトを真剣に議論する時代になっていたんですね(遠い目)以前は、参院選というと衆院カーボンコピーみたいで少々つまらなく思ってましたけど、こういう事考え始めるとまるで水面下で関ヶ原の合戦が起ころうとしているように思えてきて、ちょっとドキドキしますね・・・