韓国経済がヤバイらしい
- 作者: 三橋貴明
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 単行本
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いま凄いウォン高になって、韓国の海外旅行者は喜んでるけど、輸出産業が困ってるとかいう話を前に聞いていたんだけど、その裏側にもっと怖い話があるとこの本の著者がテレビで言っていた。
なんでも、韓国全体の資本収支の黒字がどんどん増加中なんだけど、その内実は対外短期債務、つまりお金は増えてるけど中身は借金、という状態らしい。しかも
・資本収支黒字増加(05':48億ドル -> 06':186億ドル -> 07'上半期:116億ドル)
↓
・ウォン高
↓
・輸出企業不振
↓
・企業経常収支赤字化
↓
・企業の運転資金不足
↓
・(短期)対外債務*1増加 → 最初にもどってループする
という悪循環でどんどんいってるらしい。すでに債務が膨らんでデフォルト(債務不履行)寸前レベルだとか。しかも、借金して増えた分のお金が株や不動産にまわってバブル状態となっていて、そのせいで見た目は景気がよく見えるんだそうだ。日本のバブルは国内の余剰資金のせいでバブルになっていたが、韓国の場合、外国からの借金でバブルになっているので全然意味が違うとのこと。
しかも、背景として、どうも個人の利益追求が見えるんだとか。つまり会社としてやばいけど個人として株や不動産で儲かっていればいいや、という人がいたり、比較的豊かな層が海外に移民して出て行っちゃったりするから、国としては余計空洞化の方向へ向かってるということだそうで。
・・・
韓国はサッカーの応援とか見る限り、愛国心が強そうに見えるんだけど、上のようなのを見る限り、その実態はエゴイズムベースの愛国心なんではないかなぁ。あんまり良い見本とは言えない気がする。日本はまぁ、声高に愛国を唱える人はいないけど、公共心ベースの愛国心はけっこうある気がする。だからバブルがはじけた後も皆でなんとか耐えて、持ちこたえたんではないかなぁ。そうすると、この先韓国のバブルがはじけたりしたらもうどうなることやら・・・
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル。
・・・日本のせいだとか言い出したりして(笑)