大臣交代

結局辞めちゃいましたね…。まぁ、確かに長崎人、しかも防衛相が言うべきセリフでは無かったか。いち学生*1や歴史学者が言うんだったらまだよかったのかな。しかし、大学の講演でしょう？だから、揚げ足を取るのでなく、多少倫理的に問題がある意見でも、まあ、そういう考え方もあるかな、という風に流して取り敢えず最後まで聞いて、自由に意見をぶつけ合う。そして弁証法的プロセスで新しい意見を作っていく、そんな風通しの良い議論空間*2が存在した方が、社会全体のためには良いと思うんだけどな。…あ、それが２ちゃんねるか（笑）
それにしても後任に小池百合子さんとは意外でしたね…。てっきり石破さんかと。クールビズみたいに、びっくりする施策が飛び出しそうでちょっと期待してしまう私（笑）

*1:ちなみに僕だったら、無辜の市民を無差別爆撃…　

(っていうか、どっか僻地に落として警告すりゃ充分なのに、わざわざ人口密集地に落とすあたり、はっきりいって人体実験目的です。始め京都も候補地に入ってましたが、それが抜けたのも、京大等に居る賢い連中が死んでしまったら、原爆の破壊力の恐ろしさを正確に把握出来る者が少なくなるとの理由だそうで、文化財保護云々ではないとのこと。これは僕の専門分野の起源でもありますから、実際に広島へ被害調査に行った年寄りの先生方がこの辺の話をよ〜くしてらしたそうです。そう、奴ら被爆者の容態を調べるために施設まで作って被爆者を集めたのですが、容態を記録しただけで治療しなかったんですよ？だから日本側が自分たちで原爆病院を作って、治療法を研究したんですから。人体実験もええとこでしょ？当時のアメリカはほんま、えげつなかったそうです。日本がこの分野での治療技術や研究で世界をリードしているのにはこういう悲しい背景もあったのです。)

　…したことについては、日本人として絶対に許さないし、忘れないぞと言いつつ、だけども復讐をしても今の世界全体のためにならないから、仕方ないから「現在の」アメリカに謝罪を求めることはせず、仲良くする。くらいの言い方になるでしょうか。これでも結構過激ですね。アメリカ人の友達は確実に減りそう（苦笑）久間防衛相も、言葉足らずだったけど気持ちのレベルでは同じような思いを持ってらしたのではないかな。だからこそ僕は揚げ足を取るのが嫌いなんだけども…。「しょうがない」には色々な意味の取り方があるから、今回みたいに誤解を招く危険がある使い方は避けた方がよかったのかな。各方面に気をつけなければならない政治家って大変ですね。

*2:たとえば天皇機関説事件のようなことがまたあると困るじゃないかと。　国全体として見ると、天皇を「機関」として考えることができる　→　天皇を機関と言うなんて何事だ！　→　ごめんなさい辞めます　みたいな不毛なのは、それこそファシズムにつながっちゃうと思うのですよ。形を変えたファシズムは現在にも色々と残ってますよね…。みんな気づいてないけど。少なくともマスコミの報道レベルでは今回も同様のことが起こったのではないかと思います。しかもファシズムに反対すべきマスコミ自身がやってるところが皮肉ですね。