野球とサッカーと組織論

 最近とある縁で、数日間イベント設営やら事務作業やらの手伝いをしました。割とこぢんまりした所で、事務室も1部屋しかないし、イベントでも設営から観客の対応、来賓の送迎まで少人数でさばかなきゃいけなかったりで、結構大変でした。
 そこで肉体を酷使して疲れ果てながらも、頭脳の処理能力が余ってたので、気が付けば色々人間観察してみたり、ちょっと「家政婦は見た」的なことをしてみたり・・・。実入りは少なかったけど、貴重な体験でした。

 ところでその人間観察で思ったのだけれど、組織運営って、例えば大きい会社とかできっちりと組織立ったところは、責任や仕事の範囲がきっちり決まってて、スポーツに例えれば各ポジションの仕事がはっきり分かれてる野球みたいな感じだけど、小さな組織って突然規定外の仕事が入ったりして臨機応変に動かないといけないことが多々有る所なんか、スポーツに例えるとサッカーになるのではないかなぁ。構成員、つまり各プレーヤーが、野球とサッカーの違いを念頭に置いて動かないと、うまく廻らないのではないかなぁ・・・なんてことを思いまし…いや実感しました。うん。きっとそうだ(苦笑)

 僕の小さい頃は、友達と遊ぶスポーツといえば野球でしたし、最近になってやっとW杯とかウイイレとかでサッカーが少しですけど分かるようになったんですよ。そして思うに、サッカーの監督って、野球以上に凄く難しいと思います。フィールド上の自由度がほぼ無限ですから、実際の社会での組織を動かすのに近い感じなんじゃないかなぁ。野球の場合は、ある程度フォーマットみたいなのがある分、型にはめればよい、みたいなところがあるのではないかと。(素人意見ですけどね。)つまり、小規模な組織のリーダーは、オシム監督を見本にすればいいのではないかと。小組織運営にはサッカーの監督と同じ難しさがあるのではないかと思います。

 あ、でもね、どんな組織もうまい方向に引っ張ることができるものが有るんです。それは、リーダーの人望です。人望があるとないとでは、プレーヤーのモチベーションが全然違って来るんじゃないかな。なんか、そんなことをダラダラ考えながら仕事してました。あぁ疲れた。仕事上がりの銭湯がもう楽しみで楽しみで・・・。それではおやすみなさい。