寿命10倍?

痛いニュース(ノ∀`) : 人間の寿命を800歳に延ばす技術を開発 - ライブドアブログ

南カリフォルニア大学の科学者が発表したところによると、イーストのバクテリア(要するにパン酵母)の寿命を10倍に延ばすことに成功。この方法は人間にも応用できるので、寿命が80才の場合は800才ぐらいまで延長可能だそうです。

まだ大元のソースを確認していないから微妙に間違ってるかも知れないけど、酵母と違って人間は多細胞生物なので、細胞の寿命≠人間の寿命。なので例え個々の細胞の寿命が10倍になっても、多細胞組織としての機能が保たれない限り寿命は10倍にならず、免疫力が落ちて病気になれば死にます。あとエネルギー代謝関連の遺伝子をいじっているので、個々の細胞の機能に影響が出ないとも限りません。そのあたりはこういう記事では省略されがちなのでいちおう一言だけでも書いておこうとおもいます。いちおう専門領域だし。
しっかしアレです。今以上に寿命を伸ばせてもホントに幸せなのかどうか。医療費やら年金やらが大変になってしまうだろうし・・・。なんとも難しいモノです。あ、だけど同じ技術を使うなら、「寿命を伸ばす」ことよりも「成熟を遅らせる」ことをやったらどうかと最近思います。高学歴化による晩婚化や高齢出産リスクやらが抑えられたらなーと。出生率もちょっとは上がらないかなー…なんて。
まあ相手がいてこそなんですけどねorz