ピロリ菌が食道腺ガンを予防する

ピロリ菌のCag A遺伝子陽性株を有する人は、食道腺癌になる比率が約半分に

ピロリ菌は世界人口の約半数がもっているといわれ、胃癌や胃潰瘍の原因として知られている。公衆衛生や抗生物質の普及により以前ほど多くはみられなくなり、胃癌や胃潰瘍も減少している。ピロリ菌CagA陽性株も同時に減少する一方で食道腺癌が増大しており、この2つのファクト(事実)は関連しているという。食道腺癌はかつてはまれな癌であったのが、今では米国や英国などの西洋諸国で食道癌全体の約半数を腺癌が占めている。
潜在的な致死能力をもちながらピロリ菌が長い間ヒトと共存してきた事実から、「下痢性疾患や喘息の減少への寄与など、何らかの有益な効果があるのだろう」とKamangar氏は述べている。

悪いことばっかりではなかったんですね。といっても胃癌のリスク>食道腺癌のリスクでしょうから、除菌するに越したことはないんでしょうけども。

ところでピロリ菌といえば、こんな歌があるみたいです。

NHKみんなのうたに出てきそうな歌ですね。今度カラオケで配信*1されるそうです。こんなかわいい菌なら飼ってもいいかも(笑)

*1:JOYSOUND 2008年11月〜